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2025年8月1日
ごあいさつ
NPO法人 みよし子育て・学び支援あすなろ 理事長 松本信司


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 あすなろ塾のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 あすなろ塾は、2011年「NPO法人 みよし子育て・学び支援あすなろ」として広島県三次市畠敷町に産声を上げ、以来15年地域の教育を育む拠点として活動を続けてきました。この設立目的は次のようになっています。

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 この法人は、ひとり親家庭・生活保護家庭等の経済的に恵まれない子どもや、学校以外に学びの場の少ない過疎少子化の農山村の子どもたちを対象に、学力支援事業・居場所づくり事業を行い、地域社会に貢献する人材を育成することを目的とする。

(定款 第三条 目的より)




 そのスローガンとして、「経済格差を学力格差にしない」を合言葉に、一人も取りこぼさない教育をめざし、生徒一人ひとりを大切にする教育を進めてきました。
 あすなろ塾では「経済格差を学力格差にしない」という言葉を次の2点で捉えています。
一つは経済的に厳しい家庭の保護者は、その多くの時間を過酷な労働に携わり、時間的余裕も精神的余裕もありません。そのため、子どもが小さい時にはその勉強を見てやることもなかなかできていません。またやや大きくなり保護者が教えることが難しくなった時でも、子どもの様子を見てから情報を収集して、塾や家庭教師などの手段を講じることもなかなか困難な状況にあります。また、それに必要とする費用も問題です。そのため教育格差が生じやすくなります。
 二つ目はそのものずばり、お金がないから上級学校への進学が困難になるということです。経済的な理由で進学できなければ、教育格差そのものです。
 二点目については、奨学金や社会福祉などを頼るしかありません。私たちの塾ができる事としては、一点目に関わってのことになります。あすなろ塾は経済的に厳しい家庭であっても、入塾できるよう減免制度を充実させています。
またあすなろ塾は学力の伸長をめざすのはもちろんですが、それだけにとどまらず、「知徳一体の教育」を掲げ、人としての在り方についても、しっかり重点を置いて取り組みを進めてきました。具体的には、他の塾ではあまり例を見ない授業後の毎日の掃除、授業の前後にあるはじめの会や終わりの会、そして、年に一度行う家庭訪問や地域清掃活動(馬洗川クリーン作戦)などです。はじめの会や終わりの会で話す内容も、連絡事項の伝達だけでなく、援助していただいている企業や個人に対する感謝、支援に報いるのは生徒のみなさんが「しっかりと勉強すること」といった、人としての生き方の話も重視しています。また、教室にも掲示している「礼に始まり、礼に終わる」という言葉を大切にして、塾生どうしや、講師、保護者、地域の人々にも気持ちの良いあいさつをするよう指導しています。その結果、入塾したころにはほとんど無言で通り過ぎた塾生が、「こんにちは」「こんばんは」がはっきりと言えるようになりました。
 塾生に要求していることは「自学」です。近頃は学校や多くの塾でも「親切・丁寧」を前面に掲げることが多いので、多くの子どもたちや保護者は「勉強は丁寧に教えてもらうもの」という考え方があります。しかし学習の基本はあくまで「自分で勉強する」ということです。どんなにすばらしい先生がどんなにステキな授業をしても、本人に「自ら学ぶ」という姿勢がなければ、学習効果を上げることはできません。あすなろ塾では「面倒見が良い」ことを売りにしていますが、それは例えば学校の宿題を代わりにやってあげるということではありません。塾では当然高校入試に向けても勉強もします。しかし、それはあくまで「勉強の仕方を教える」ということです。入学試験を替わって受験できない以上、自らが力を付けて試験に臨まなければなりません。その力を付けるためにも、塾に来た時だけ本気で勉強するというのではなく、家に帰ってからも勉強していくような習慣を付けることも目標としてやってきました。その結果、設立以来「高校受験に失敗して行く所がなくなった」というケースは1件も発生していません。上に書いたことを大切にしながら、これからも塾運営を進めていくつもりです。
ご支援いただいています企業、個人、地域の方々には厚くお礼申し上げます。これからもよろしくお願いします。また、中学生やその保護者のみなさま、以上のような趣旨をご理解の上、あすなろ塾に少しでも興味を持っていただけたら幸いです。よろしくお願いします。

  設立の目的

1.社会的背景と設立の目的

 日本経済の行きづまりの中、生活保護家庭やひとり親家庭等の教育環境は非常に悪化しています。
 所得格差が学力格差となり、準義務教育化している高校に進学できない生徒も出てきています。そうした「負の連鎖」を断ち切るための一助になればとの願いで、NPO法人 みよし子育て・学び支援あすなろを設立しました。

あすなろ塾外観

2.学力指導の方向性

 「逆境に負けず自ら進路を拓く力を身につけさせる」 これが「あすなろ」の願いです。そのため「あすなろ塾」では受験学力偏重の学習塾とは一線を画し、感謝にうらうちされ「主体的学習力」の向上をめざし、指導を行います。
 「あすなろ塾」は多くの方々の協力と献金で成り立っていますから、生徒一人ひとりに「感謝」の心を持ち、「奉仕」することを身につけさせたいと特に心がけています。そのことがまた、頑張る姿勢の向上につながると考えています。

授業風景3




  学力支援

やるき1

勉強は苦しい時もあります。
いや,やらねばならないと感じてやり始めたときは,苦しいことばかりです。
しかしそれを突き抜ければ,わかるようになります。
わかるようになれば,楽しさも感じられます。
そういう授業を作っていきます。

英語

  英語・数学を1日70分ずつ週2回実施し,高校進学をめざします。

授業風景1学
理科

  理科・社会を1日70分ずつ週1回実施し,高校進学をめざします。

授業風景2
凡事徹底

  あすなろ塾では,はじめの会,終わりの会を実施し,掃除を日課に組み込んでいます。教科指導だけでなく,日々人と一緒に過ごす中で,お互いを思いやり,「礼に始まり,礼に終わる」を大切にして,「声を出してあいさつしよう」と指導しています。

授業風景3
凡事徹底

  あすなろ塾は,企業や多くの三次市民の方々の寄付に支えられ,運営されています。感謝の気持ちを忘れないように,日々話をして生活しています。

授業風景4
やるき1

塾に行って勉強したいけど,月謝が高くて・・・。」と思っているみなさん。
あすなろ塾はそのような人のための塾です。

○ 少人数&個別指導でわかるまで学べます。
○ コースは2種類。
    ◇ 英数コース(週2回)・・・月14,000円
    ◇ 理社コース(週1回)・・・月  6,000円
○ あすなろ塾は授業料以外の経費(テキスト,模擬試験,夏季講座等)は徴収いたしません。
○ 授業料減免措置もあります。
    ◇ ひとり親家庭は半額免除
    ◇ 生活保護家庭は 英数2,000円,理社1,000円

授業風景5